新卒のとき転職を決意できたのは、この本のおかげ→「夢をかなえるゾウ」

レビュー

新卒で入社した会社を辞めるのは、ダメなこと?

初めて就職した銀行で、
社会人1年目の私は
打ちのめされていました。

「社会の発展に貢献したいんです!」
なんてペラペラな志望動機で入社して、

はじめこそ「頑張るぞ!」と
意気込んでいましたが、

支店に配属されて半年もすれば
その気持ちは無くなりました。

 

銀行に、
キラキラした人なんていません。

大げさではなく、
だいたいの営業社員がうつ病で、
みんな死んだ顔で出社してきます。

社内はいつでも静かで、
咳やタイピングの音だけが響き
やたら大きく感じました。

毎朝の日課は、営業会議で、
怒号を浴びせられること。

みんな、萎縮してました。

「俺、毎朝吐いてまうんよね(笑)」
と笑っていた先輩を思い出します。

目が死んでる先輩に囲まれて、
誰の役に立つのか分からない仕事をして、
それでも毎日怒られて…

 

これからもずーっと、

こんなプレッシャーの中、
生きていくのかな

と憂鬱でした。

でも
「会社をやめる」って、
やってもいいことなのかな?

と当時は考えてしまい、
転職を踏み出せませんでした。

新卒で入った会社をやめるって、
なんだか絶対にやってはいけないこと
のように思えたのです。

本屋さんでたまたま見つけた本

そんなころ、
たまたま本屋で平積みの本が
目にとまりました。

それがコチラ↓

どんな本かも知りませんでしたが、
「なんだか売れてるみたいだし、
読んでおくか…」
と軽い気持ちで購入しました。

そして読み終えたあと、
私は号泣していました(笑)

「自分の能力を発揮できる仕事、探さんといかんねん」

この本は小説なのですが、
内容は自己啓発本です。

中身を簡単にご紹介すると、

人生を変えたいと願うダメな主人公が、
インドの神様ガネーシャと出会い、
人生を変えていく…というお話です。

中盤までは、関西弁のガネーシャと
主人公のやりとりが面白く、
笑わずにはいられない
コメディのような内容が続きます。

しかし、終盤になると
物語の雰囲気が少し変わり、

仕事について悩んでいる人が
勇気を貰えるような、
真面目な話に変わっていきます。

 

当時、この本の中で私がいちばん
衝撃を受けた部分が下記です↓

本から一部抜粋します。
(主人公とガネーシャの会話で、
ガネーシャからスタートします。)

「自分、ラーメンは何味が好き?」

「ラ、ラーメンですか?
とんこつ味です」

「ワシと一緒やな。
で、質問やけど、
なんで自分はとんこつ味が
一番好きてわかるんやろな?」

「それは他の味のラーメンと比べたら
とんこつがおいしかったからです」

「せやろ。つまり
”ラーメンの他の味を食べた”から
分かんねん。

最初とんこつ食べて
そうでもないな思ても、

その後しょうゆ食べたら
やっぱとんこつやなって思う場合も
あるっちゅうことやねん。

つまりは”経験”や。

全部経験しとるから、選べるねん。

でも、自分ら、
一番大切な”仕事”に関しては、
全然経験してへんやないか。

生まれてから死ぬまで、
ずっと同じ味のラーメンしか
食べてへんやん。」

さらにガネーシャは言います。

「自分、成功したいんやろ。
お金持ちになって有名になりたいんやろ。

だったらホンマ自分がワクワクできて
自分の力一番発揮できる仕事、
探さんといかんねん。」

「仕事に費やす膨大な時間、
それはつまり作業に費やす時間や。

仕事は作業や。

せやから、自分が仕事で幸せに
なりたかったら、

自分が一番すきな
”作業”を選ばんとあかん。

どんだけでも続けられる
一番好きな作業を仕事にするんや。

それが仕事の正しい選び方や。」

これらを読んだとき、私は
頭を殴られたほどの衝撃を受けました。

仕事は作業。

だからいろんな仕事を試して、

自分にとって好きな作業を知ることが
一番大切なんだ、と…。

それは当時、

仕事は当然、苦しいもの。
耐え忍ぶもの。
そして、一つの会社でやり続けること。

と思い込んでいた私には
”救い”のような価値観でした。

そして、確かに思い返せば、
身近で成功している人や
楽しそうにしている大人たちはみんな、

「その作業が好きでたまらない人ばかり」
ということに気づいたのです。

「見つかるまでは、
絶対探すのをやめたらあかん。

あきらめんかったら、
絶対見つかるから。」

この本は私たち読者に対して、

「好きでたまらない作業を見つけるの、
絶対にあきらめたらアカンで!」

とエールを送ってくれました。

 

読み終わった後、
私はあたたかい気持ちでいっぱいになり、

その後ついに
「自分の好きな作業」を探すために、
転職することを決意できたのでした。

その後のわたし

そのあとは銀行から一変、
広告代理店という華やかな職場に
転職したものの、

やはり「営業がイヤだ」と
苦しむ日々が続いておりました。

そのため、転職が成功したとは
到底言えない結果でしたけれど、
これでよかったのです。

なぜなら、この経験のおかげで
私は営業が嫌いなのだ、
ということが知れたのですから。

環境を変えれば好きになるかも
と思っていましたが、

やはり本にもある通り、
「仕事は作業」なので営業という
作業自体が嫌いだと
どこへ行ってもダメなようです。

ガネーシャの言う通り、
「何事も経験してみなければ分からない
から、たくさん経験しろ!」
ということがいかに大切か、
あらためて知ることができました。

 

それから今は、いろいろあって
こうして文章を書いたり
動画を編集したりして過ごしつつ、

まだまだ
「自分が夢中になれる作業」を
探す日々が続いております。

でも、仕事を変えるたびに、
どんどん人生が楽しくなっていくことを
実感しています。

それもこれも、あの時転職した
第一歩があったからこそ。

そして、それができたのは、
確実にこの本のおかげです。

ちなみに当時は文庫本しかなかったこの本も、
今はKindle Unlimitedでも読めます。

30日無料体験を使えば無料で読めますから、
「仕事に悩むすべての若者」はぜひ、
読んでみてください。

きっと、読み終わった後、
人生を変える一歩を、
踏み出す勇気があふれてきますよ。

それでは!