【解説】道の駅で車中泊は禁止?警察に注意される?利用者が守るべき「車中泊マナー」を解説します!

こんにちは!車中泊で日本一周中のわたなべ夫婦です。

皆さんは車中泊で旅をする際、

  • 「道の駅で車中泊して本当に大丈夫なの?」
  • 「道の駅で車中泊して、警察に注意されることもあるの?トラブルは?」

そんな疑問や悩みを抱えていませんか?

今回は、車中泊で日本一周中の私たち夫婦が道の駅での車中泊事情と、守るべきマナーを解説します!

是非、皆さんの車中泊旅に役立ててください。

【解説】道の駅で車中泊は禁止?警察に注意される?利用者が守るべき「車中泊マナー」を解説します!

結論から言うと、基本的に道の駅で車中泊は可能です。

例えば、「観光を終え、近くの温泉で汗を流した後、道の駅に到着し、施設のトイレで歯を磨き洗面をしてから車で一休みする」

そのような使い方で全然大丈夫です。

道の駅は、24時間利用可能な駐車場とトイレが誰でも利用可能なので、車中泊スポットとしては人気の場所です。
道の駅で車中泊をしている人は、他にもたくさんいますよ!(ただし、一部車中泊禁止の道の駅はあります。)

また、私たちは一度道の駅で警察の方に声を掛けられたことがあります。

ただ、車中泊自体は特に問題ではなく、単なる職務質問でした。(道の駅で以前逃走犯が目撃されており、警戒中だったようです)

警察官
ご協力ありがとうございました。気を付けて旅を続けてくださいね!
で終了しました。

ですので、普通に車で旅行していて、夜間道の駅で休む分には、全然問題ないのです。

わたなべ夫婦
ただし、道の駅で車中泊をする際には、必ず守るべきルールとマナーがあります。
この記事を読んで、「道の駅がどういう場所なのかを理解し、そこでやっていいことといけないことを正しく理解する」ことができれば、道の駅での車中泊は問題なくできますよ!

そもそも道の駅は「公共の場」です。

道の駅の運営(管理)は市町村等各地自治体が行っています。
そして、「道の駅」と名乗るためには、道の駅としての機能を備えたうえで、国土交通省の認可が必要です。

要するに、道の駅とは「公的な施設」なのです。

公的な施設ということは、公園などと同じく、利用する人みんなで気持ちのいい空間を作っていくという支え合いの心が必要です。

「自分だけよければいい」
「ちょっとぐらい大丈夫だろう」

そんな安易な気持ちで、公共の場である道の駅で、理不尽な振る舞いをすることは許されません

また、そうした身勝手な車中泊利用者がいることで、全体の車中泊利用者が道の駅で白い目で見られるようになるのは残念なことです。

「宿泊目的」の利用が禁止されていることについて。

道の駅を所管する国土交通省の公式サイトでは、車中泊に関して以下のような見解が示されています。

【質問】
「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?

【回答】

「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。

もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。

国土交通省公式サイトより

要するに、「宿泊目的はダメだけど、仮眠自体はOK」ということです。

私たちが一般的に車中泊をする際は、「夜中に施設に到着し、一晩車内で睡眠をとり、翌朝次の目的地に向けて出発する」というような利用の仕方だと思います。

国土交通省としては、こういう利用シーンは宿泊目的というよりも、車内での休憩・仮眠の一種と広くとらえており、利用を認めています。

逆に、道の駅に連続で滞在するような「車上生活」や、施設内でテントを張ったり、屋外で煮炊きをするような「キャンプ行為」などは問題として認識しており、道の駅でのこのような利用は禁止されています。

わたなべ夫婦

「駐車場にきっちりと駐車し、車内で静かに寝る。連泊はせず、翌日は混雑する前に出発する」

これで大丈夫です!

実際に、道の駅で車中泊をしている人は多く、よっぽどマナー違反の人でない限り施設の関係者や警察官が注意をすることはありません

【実際にあった】車中泊が禁止の道の駅

一方、私たちは、実際に車中泊を明確に禁止している道の駅も見てきました。

道の駅の本来の機能を考えれば、車中泊を一律禁止するのは対応としていかがなものかと思いたくもなるのですが、そうせざるを得ない施設側の苦労も垣間見ることができます。

車中泊禁止が明記されている(道の駅飛鳥)

駐車可能時間が2時間以内(道の駅菰野)

例えば、周辺に住宅地が密集している道の駅、駅前など様々な利用者が想定される道の駅、過去にマナー違反者が多かった道の駅などは、「車中泊禁止」の対応をしていることがある印象です。

私たち一利用者としては、施設の方針に従う他ありません。
「車中泊禁止」を掲げる道の駅では、夜間に車中泊として利用することは控えるようにしましょう。

【補足】近年、RVパークという新しい施設ができています。


近年、キャンピングカーの普及促進に向けて設立された一般社団法人「日本RV協会」が主導して、「RVパーク」という車中泊利用者のための新しい施設が増えてきています。

有料ではありますが、駐車場での車中泊が可能で、電源設備、24時間利用が可能なトイレ、ゴミ処理施設などが完備されています。
また、一週間程度の長期滞在も可能になっています。

入浴施設も近くにあることが多いので、車中泊の際には大変便利です。

より快適に安心して車中泊が出来る場所としては、RVパークの利用も今後広まっていきそうですね!

【解説】道の駅で車中泊をする際のマナーについて

私たちとしては、道の駅で車中泊をする際には、道の駅の関係者の方や他の利用者に対して感謝と配慮の心を持ち、利用マナーを守ることが重要だと考えています。

日本RV協会では、「公共駐車場でのマナー厳守10ヵ条」を定められており、道の駅等の公共駐車場を車中泊で利用する人たちのマナーを喚起しています。

最近、「道の駅」や高速道路のサービスエリア・パーキングエリアなどの公共の駐車場で、不当に長く滞在していたり、生活ゴミを不当投棄するキャンピングカーユーザーを退去させようという声が、駐車場の管理者およびメディアの一部から流れてくるようになりました。

多くのキャンピングカーユーザーは、公共の駐車場において、一般の方々の迷惑となるような行動を慎んでいると理解しております。 しかし、ごく一部であっても、このようなマナー違反を犯す方々が今後も出てきた場合は、キャンピングカーを締め出そうという世論が急速に盛り上がっていくことも予想されます。

そうなった場合、いま良識を守って「くるま旅」を楽しんでおられる多くのユーザーにも、窮屈な思いをさせることになるでしょう。

日本RV協会公式サイトより

公共駐車場でのマナー厳守10ヵ条に書かれていることは、どれも当たり前に守るべきことばかりです。

公共駐車場でのマナー厳守10ヵ条
  • 長期滞在を行わない
  • キャンプ行為は行わない
  • 許可なく公共の電源を使用しない
  • ゴミの不当投棄はしない
  • トイレ処理は控える
  • グレータンクの排水は行わない
  • 発電機の使用には注意を払う
  • オフ会の待ち合わせは慎重に
  • 車椅子マークの所に駐車しない
  • 無駄なアイドリングをしない

道の駅はキャンプ場でも宿泊所でもなく、ドライバーのための公共の休憩所です。
バーベキュー行為はもちろん、トイレの水道で手洗いや歯磨き以上の行為をするのは厳禁です。

悪質な利用者が多い道の駅では、禁止事項の張り紙が目立ち、場合によってはトイレに監視カメラが設置されたり、最悪の場合車中泊が禁止されたり事例もあるのです。

道の駅うとろ・シリエトクの掲示

トイレの洗面台に監視カメラが設置

【道の駅で車中泊】実際に目撃したマナー違反例

事例1:あふれかえるゴミ箱

撮影場所:道の駅あきた港

基本的に、施設内のゴミ箱に家庭ゴミ(旅の途中でたまったゴミ)を処分することは禁止です。
道の駅あきた港も例外ではなく、持ち込んだ家庭ゴミの処理を断る張り紙もされています。

しかし、朝にはこのような状態になっていました。
ちなみに、これを撮影したのはまだ道の駅が開店する前です。

夜はこうなっていなかったので、おそらく車中泊ユーザーが朝の出発前にゴミをここで処分したのだと思われます。

事例2:施設内で就寝する男性

撮影場所:道の駅よこはま菜の花プラザ

道の駅のトイレの建物内で就寝している男性を実際に目撃しました。

トイレを利用する人(男性も女性も)が必ず通るところであり、これを見て女性やお子さんは特に不気味に感じることと思います。
ベンチを占領していることにもなり、大変迷惑です。

事例3:道の駅内の芝生でテントを張るバイク旅行者

撮影場所:道の駅よこはま菜の花プラザ

道の駅には芝生のスペースが用意されていることも多く、ここにテントを張って野宿をする旅行者も散見されます。
道の駅はキャンプ場ではないため、テントを張る行為は当然禁止されています。

テントを張りたいときはキャンプ場などを利用しましょう。

事例4:テーブルやいすを外に出して使用する

撮影場所:東大沼キャンプ場

天気のいい日は、外にいすなどを出して家族や仲間とだんらんを楽しみたいものですが、道の駅の駐車場においては禁止行為です。

この写真はキャンプ場で撮影したものですが、道の駅においてもよく見られます。
もちろん、酒盛りをして騒ぐなどは言語道断です。

【さいごに】これからの道の駅に対して思うこと

これまで、道の駅での車中泊に際して、禁止事項や気を付けておくべきことなどを述べさせていただきました。

私たちは、普段道の駅で車中泊をさせていただいている立場としては、これからも道の駅で車中泊ができる環境が続いてほしいと願っていますし、そのために、利用者のマナーをしっかり向上させていかなければならないと思っています。

ただ、一方で、道の駅側も、もっと車中泊旅行者が、道の駅を車中泊場所として使いやすくなる工夫をしていくべきではないかとも考えています。

道の駅で快適に車中泊ができれば、今までよりももっとたくさんの旅行者が訪れるようになります。
今まで日帰りで去っていた人たちが一晩その地域に滞在することにより、近隣の温泉や飲食店にも立ち寄り、様々な観光スポットを巡ることができるようになるのです。

つまり、道の駅を拠点として、その地域にもっと人が集まり、もっとお金を使うことで、町が活性化していくのです。

別途設置された洗い場

給電設備を備えた道の駅

実際に、車中泊利用者を想定し、別途様々な施設やサービスを用意している道の駅も出てきています。

道の駅の秩序を守るため、色々と禁止事項やルールを定めて利用を限定するのも一つのやり方ですが、逆に、車中泊がしやすくなる様な設備やルールを設けることも一つのやり方だと思い知らされます。

わたなべ夫婦
道の駅はクルマ旅利用者が集まる大切なスポット。積極的に車中泊利用を広めていくことが、長い目で見たときに、道の駅やその地域にとってもメリットになっていくのはないでしょうか。

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