
乳頭温泉「鶴の湯」は、白く濁った温泉が有名な混浴秘湯です。
施設内は小さな村のようになっており、宿泊棟と温泉の間に本物の川が流れているなど、雰囲気があります。

混浴レポから読みたい方はここをクリック!
目次
乳頭温泉「鶴の湯」の場所について
乳頭温泉「鶴の湯」の場所は、上記Googleマップを参考にしてください。
【混浴秘湯】乳頭温泉「鶴の湯」を実際に利用した評価・感想
【混浴秘湯】乳頭温泉「鶴の湯」のクーポン、割引に関して
まずは「鶴の湯」のクーポン、割引情報です。
私たちは下記の「ぶらから」というクーポン券を使用し、100円割引で入浴しました。

写真は新玉川温泉
この雑誌は、たったの500円で《新玉川温泉》《休暇村乳頭温泉郷》《駒ヶ岳温泉》《温泉ゆぽぽ》の4か所か全ての施設(各1回限り)無料で日帰り入浴できる神クーポンです!
限定1600冊で、4月発売開始でしたが、知名度が低いのか9月下旬でも運よく手に入りました。
(私たちは田沢湖駅で購入しました)
【混浴秘湯】乳頭温泉「鶴の湯」の入浴に関する受付、施設案内
乳頭温泉「鶴の湯」には、日帰り客用にドライヤーが用意されていません。
なので、「身体を洗う」という目的での利用には不向きです。
あくまでも、「鶴の湯に浸かる」という体験のためと割り切ったほうが良いでしょう。
お風呂の種類は男女合わせて7種類もあるので、ここにまとめます。
それぞれの湯には更衣室が着いています。(ロッカー無し)
- 女性の場合
お風呂は三種類ありますが、それぞれが独立しているため、毎回服を着て移動して更衣室で脱ぐ必要があります。
- 白湯 内湯のみ。
- 黒湯 内湯と、女性専用露天風呂「大白の湯」有り。
- 中の湯 内湯と女性専用露天風呂有り
- その中の湯から通じる道に混浴露天風呂「鶴の湯」有り。
- 男性の場合
お風呂は3種類ありますが、女性側と違って白湯と黒湯は繋がっています。
- 白湯&黒湯 内湯のみ。白湯と黒湯の施設は繋がっているため、裸での移動が可能。
- 中の湯 (かなり狭い)内湯有り
- そこから通じて、混浴露天風呂「鶴の湯」有り
まず乳頭温泉「鶴の湯」の施設到着までに関してですが、姉妹店の「駒ヶ岳温泉」と同様、車で向かう場合はひどい砂利道を走ることになります。
施設に到着すると、門がありますので、そちらをくぐります。

これが入り口
奥に進むと、施設がまるで村のようになっていました!
お店かと思った左の建物はなんと宿舎だそう。お洒落。
掃除中に中をちらっと拝見させて頂きましたが、いろりもあって、非常に趣があります。


奥へ進むとこんな川があります。

かなり広く、受付がどこかスグには分かりませんでしたが、この川の手前にある建物が受付でした。

料金は一人600円です。
お金を渡すと受付は「はい、ありがとうございます。」で終了してしまいました…。
たいてい、どこの施設でもお風呂の説明はしていただけるのに、ちょっと困惑(^^;
そのため「広くてよくわからないので、マップいただけますか?」とこちらから聞くと、「外に貼っております。」と一蹴。
悲しい…(笑)
しょうがないので、外のマップを見てみます。
それがコチラ↓

マップ
ふむ…なるほど、やっぱりよく分からん(笑)
結局、また受付に戻って質問してようやく分かりました。
詳細は上記の補足ボックス内に記載していますが、女性だと全部お風呂に浸かろうとすると3回も服を脱いだり着たりしなくちゃいけないんですね…ちょっと面倒。
ちなみに、お風呂場の方にはトイレやロッカーが無いので、必要であれば受付の建物の前にある「2号館」ですませてから向かいます。
【混浴秘湯】「中の湯」と混浴露天風呂に関して

ということで、乳頭温泉「鶴の湯」の中の湯へ移動。
川を渡った先、直ぐ右手にあります。
道を少しだけ奥にすすむと…早速びっくり、混浴温泉が丸見え!(笑)
下記の写真の奥が混浴風呂の脱衣所になります。

この奥が脱衣所
この道をお風呂場からみるとこうなっています。

お風呂から見た同じ道
凄い解放感です(笑)
しかも、色んな方が興味本位でこの道に「混浴露天風呂ってどんな感じ~?」と見物に来ます(笑)
…といっても、鶴の湯はこれが目玉(だと勝手に認識してる)

と覚悟を決め、奥に進んで脱衣所へと向かいます。
こちらは安心の男女別の更衣室です。


写真は女性側です。

更衣室はこのような感じで、非常に簡易です。
畳3畳ほどのスペースしかなく、着替えるときも身体が当たらないよう、気を使いました。
更衣室からお風呂場へ行くと、まずは内湯があります。

(全てに共通していますが)内湯にシャワーはなく、石鹸がぽんと置かれています。
泉質は「含重曹・食塩硫化水素塩」
「目っこの湯」という名がついており、眼病に効き目があるそうです。
ここを出ると、まずは「女性専用の露天風呂」へと出ます。
混浴に興味のない方はここでゆったりと露天風呂に浸かることが出来ます。
そして混浴露天風呂「鶴の湯」へ行く場合は、女性専用露天風呂から奥につながる、下記写真の道を行きます。

ドキドキしながら外に出てみました。
上記の写真の先を、混浴温泉の方から見るとこんな感じになっています。

女性の入り口
この写真の赤い矢印の方向に女性は進むことになりますが、ちゃんと「岩」や「ついたて」で目隠しがありました。安心…!
ただ…ここって実は「男性が更衣室から出た最初の景色」でもあるんですよね。
男性側から見た景色はこんな感じ↓

こうやってみるとお分かりかと思いますが、結構隙間があります。
そのため、最初のすだれの時点でパッ!とお湯につかってしまう事をオススメします。

男性への注意書き
更に、女性の入り口付近にはこのように「男性はこの周囲にとどまらないでください」という注意書きがあります。
こういう配慮は嬉しいですね。
ただ、ここに普通に男性おりましたけどね(笑)

お風呂は、とても広く、乳白色なので、入ってしまえばもう安心です。
写真の通り、全然透けて見えません。

とても広く、50人以上は余裕で入れそうです。
温度は40度程度で、熱くもないですが、めちゃくちゃぬるくも無いですので、結構すぐのぼせてしまいます。
しかし見物客や男性のお客さんも多いので、女性の方はよっぽど勇気がないと熱くとも、腰掛けて休憩は出来ません(^^;
泉質は【含硫黄—ナトリウム—塩化物、炭酸水素塩泉(硫化水素型)】
ほぼ中性で柔らかく、とても濃い温泉です。
7月~9月のみ、加水をしているそうで、それ以外は全く手が加えられていないだけあって、いい湯でした!
慢性皮膚病や婦人病などに効果があるそうです。
【混浴秘湯】乳頭温泉「鶴の湯」の白湯について
次は「白湯」と「黒湯」について。
コチラの入り口は川から橋を渡ってすぐ目の前にあります。

まずは「酸性泉」である白湯へ。

繰り返しますが、男性は一度服を脱ぐと白湯と黒湯が繋がっているので、移動する手間はありませんが、女性は黒湯に行くためにはさらに服を着て移動することになります。
そういったこともあってか、施設はどこも混んでいたのに白湯は無人でした(笑)

更衣室は何処も似て、とても簡易です。
更衣室から中にはいると、小さな湯船が一つ、ありました。
こちらが白湯です。

ここにもシャワーはありません。石鹸は2つ置かれていました。
泉質は「塩化物泉、硫黄泉(含硫黄—ナトリウム・カルシウム—塩化物・炭酸水素塩泉(塩化水素型))」
「酸性泉」と書いてあったのですが、Ph6.6と、実はそこまで酸性ではないんですよね。
中の湯がPH6.7で同じ泉質名ですので、成分表的には大きな差はありませんし、入った感じも(私には分からないくらい)ほぼ同じでした。
温度はこちらも40度前後。
コップが用意されていましたので、迷わず頂きました!
硫黄の香りがほんのりとしましたが、比較的飲みやすかったです。
誰もいなかったので気兼ねなく入ることが出来ました(^^♪
【混浴秘湯】乳頭温泉「鶴の湯」の黒湯&(女性側のみ)露天風呂「大白の湯」について
「女性側の黒湯」と露天風呂「大白の湯」は繋がっているのですが、実はそれぞれに直接行ける入り口があります。

黒湯への入り口

露天風呂へ直接繋がる入り口
そのため、【露天風呂側から直接入って困惑されていた】方が数名いらっしゃいました。
確かに、入った瞬間脱衣所ではなく、突然露天風呂だとびっくりしますよね。
露天風呂にも脱衣所はありますが、そこで着替えている人は居なかったので、「黒湯」の入り口から入られることをオススメします。
(こういうことも受付がちゃんと説明しなければならないと思うのですが…。)
黒湯の脱衣所も上記二カ所と同じですので、割愛します。
まず黒湯ですが、写真はこちら。

黒湯
泉質は【ナトリウム—塩化物・炭酸水素塩泉】
きりきずややけど、慢性皮膚炎などに効果があります。
温度はこちらも40度程度。
2人入ればもうそれ以上は入られません。
PH6.8と、こちらもそこまでアルカリ性ではありませんが、確かに他と比べると一番アルカリ性の温泉です。
さて、ここから外にでると、女性専用の「大白の湯」があります。
私個人としては、ここが一番良かったです!

とても広く、自然に囲まれていて静かで、何より女性専用ですのでやはり気兼ねなく腑抜けることができます(笑)
温度は41度程度と一番温かく、底からはぽこぽこと空気が湧き出しています。
「子宝の湯」とも呼ばれ、身体が芯から温まり本当に全く湯冷めをしませんでした。
【混浴秘湯】乳頭温泉「鶴の湯」の感想
温泉自体はとても良かったですし、沢山の種類の温泉が楽しめ点は良かったです。
しかし、何度も服を着替えなければならないこと、そしてシャワーやドライヤーが無い事は「日帰り温泉」という名目では致命的だと感じました。
あとは、受付の対応も気になります。
有名温泉だからこそ、力を入れてほしい部分です。今後に期待します。
【混浴秘湯】乳頭温泉「鶴の湯」のの各種情報まとめ
【基本情報】
名称 | 乳頭温泉郷 鶴の湯温泉 |
住所 | 〒014-1204 秋田県仙北市 田沢湖田沢字先達沢国有林50 |
駐車場 | 有り |
料金 | 600円 |
Webサイト | 公式サイトはコチラ |
【温泉情報】
天然温泉の有無 | 有り |
浴槽の数(種類) | (女性が全部入った場合)7種類 |
お湯の温度 | 40~41度程度 |
露天風呂 | 有り(男性一つ、女性は混浴を合わせて3つ) |
【設備・その他情報】
サウナ | 無し |
アメニティ | 石鹸 |
タオルの貸出 | 不明 |
ドライヤー | 無し |
清潔感 | ★★★☆☆(★3つ) |
【おまけ】全国の日帰り温泉紹介
周辺の他の日帰り温泉をお探しならこちら。
当サイトでは、他にも全国の日帰り温泉をご紹介しています!
下記ボタンを押してください。