今回は私たちが実際に自作した【バンやハイエースなどの荷室をフラットにする方法】をご紹介します!
目次
完成図はこちら


この通り、やっかいな段差が無くなり、みごと完全なフラットになりました♪
バンやハイエースの荷室の多くは、下の写真のように段差がありますよね。
これが車中泊仕様に改造していく上でとても、やっかいです。
まずは基礎となる【完全にフラットな床】を作りましょう。

【車中泊】廃材やコンパネで簡単DIY!
ご紹介する方法は【廃材やコンパネ】を使ったDIYです。
かかった時間や費用はどのくらい?
まずは時間、費用面から。
かかった時間は約半日で、費用は廃材を使ったため、クッションフロア代の約3,000円のみです。
もし、「廃材が手に入らない」場合でも、コンパネ代が2,000円くらいだとすれば、トータル5,000円くらいを見積もっておけばokです。
必要なものは下記をご参照ください。
- 廃材またはコンパネ(厚さ1センチ以上が望ましい)
(ちなみに、一枚の板で全部を作るよりは、複数枚で分解できたほうが搬入出が楽です) - お好きな色のクッションフロア
- 丸ノコ(購入しなくても、ホームセンターでレンタルで十分です)
それでは工程を見ていきましょう。
工程①まずは段ボールで型どりをする!

工程ですが、まず最初は購入予定のコンパネと同じ大きさの段ボールを複数枚作るのが良いでしょう。
そうすることによって、【コンパネが何枚必要なのか?】【コンパネ一枚に対して、どのような形に切ればいいのか?】が一目瞭然となるので、あとが楽になります。
複数、コンパネと同じ大きさの段ボールを作ったら、ガムテープでべたべたと床に貼り付け一枚に仕上げます。
一枚の大きな板に出来たら、タイヤハウスの周りやバックドア周辺の曲線など、細かく丁寧に切断していきましょう。

こちらで型どりは完成です。
工程②段ボールに合わせて、コンパネを切断する
次に、先ほど出来上がった段ボールを再度分解したあと、コンパネの上に置き、型どりをしていきます。

型どりが出来たら、あとは丸ノコでどんどんカットしていきましょう。
ちなみに、ホームセンターのカットでは、【曲線】や【途中で止める】といった特殊なカットができないため、自分でやるには必ず丸ノコが必要になります。
といってもわざわざ購入する必要はなく、ホームセンターでレンタルしている場合があるので、問い合わせてみてください。

カットが出来たら、もう完成したも同然です!
工程③車に運ぶ

完成したらさっそく、車に入れてみましょう!
上手くいけば一回でピタリとはまりますが、必要であればここで微調整します。
工程④クッションフロアをカットする
微調整も終わったら最後に、クッションフロアをカットしていきます。

型どりに関しては、最初に作った段ボールを利用しました。
クッションフロアはカッターで簡単に切り落とすことが出来ます。
この作業は、女性の私でも10分以内に終わらすことが出来ました。
それでは切り終わったら、車にすべてを搬入しましょう!
工程⑤搬入して終わり!

クッションフロアを敷くと、一気に「家のような感じ」が出ました!
ちなみに、下の廃材はそれぞれつなぎ合わせていませんが、ぴったりと型にはまっているのでずれることはありません。
こちらで完成です♪
ただ前述の通り、この方法では床の断熱はクッションフロアのみになります。
短期間の車中泊旅ならOKですが、「中長期の旅」を考えている方で「どうしても床の断熱をしっかりしておきたい!」という方は、下記方法もご検討ください。
【車中泊DIY②】断熱材を足す!
床からの底冷えが心配な方は、断熱材を足しましょう。
断熱材①100均のアルミシートを使う

ダイソーにて
「簡単な方法が良い」
という方は、100均のアルミシートを同様にかたどって、板の下に取り入れてみましょう!
これだけでも、断然寒さや熱さを跳ね返してくれるようになります。
ホームセンターでも売っていますが、個人的には100均が一番安いように感じます。(あくまでも私目線)
ちなみに、似ている方法で段ボールを断熱材に使う方法もありますが、おススメしません。
何故なら、車内は(特に冬場)予想よりも遥かに湿気があります。
おそらくそんな中で使うと、すぐにカビだらけになってしまうため、アルミシートを使うようにしてください。
断熱②スタイロフォームを使う
次にスタイロフォームを使う方法です。
先ほどのコンパネに、角材などで足をつけてかさ上げをします。

段差がある面でも「横方向に角材をつける」ことで高さを上げつつも、フルフラットにすることが出来ます。
もしくは、私たちのようにコンパネではなく、最初から足の着いているすのこを使っても構いません。
次に、かさ上げが出来たら、断熱材を敷いていきます。
私たちは、スタイロフォームを使用しました。

貼り付けに関しては接着剤やガムテープで十分です。
断熱材に関しては、たったこれだけの工程です。
これもしっかりと底冷えを塞いでくれます。

最後に
いかがでしたか?
バンやハイエースなどの荷室でも、この通り簡単にフラットにできる事をご紹介しました。
是非、車中泊改造のDIYに役立ててください♪
わたなべ夫婦でした。