こんにちは! 車中泊で日本一周中のわたなべ夫婦です。
「ユーザー車検に興味があるけど、自分でできるか不安。」
「ユーザー車検の検査項目は何?初心者でも大丈夫?」
とお困りの方に、私たちの経験談をもとに、ユーザー車検当日の手順について徹底解説します!
ぜひ、皆さんの快適でお得なカーライフにご活用ください!
目次
ユーザー車検の書類作成方法と窓口での手続き

窓口
ユーザー車検に向かう前に、あらかじめ以下の書類等を準備しておきましょう。
これらは当日窓口で必要になるので、忘れないように注意してください。
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車税納税証明書
- 更新される車検証の有効期間を充足している自賠責保険証明書
- 現金(クレジットカード不可)
- 印鑑(所有者以外が更新手続きをする場合)
そして、ユーザー車検では、あらかじめ予約した時間に陸運局を訪れるようにしましょう。
陸運局に事前に予約をしておけば、当日混雑することもなくスムーズです。
まずはユーザー車検の窓口に行きます。

と窓口の方にお願いしましょう。書類一式を受け取るとこができます。
- 検査票
- 重量税納付書及び重量税印紙
- 継続検査申請書(OCRシート)
記入例や案内に従い、書類を記入していきます。
自動車重量税の支払いや自賠責保険の加入ができる窓口は別にあることがありますので、決められた窓口まで出向き要件を申し伝えましょう。
なお、ユーザー車検予約を行った際に発行された予約番号(下四桁のみ)を検査票の下の欄に記入しておきます。
書類の記入をはじめ、印紙の購入自賠責の加入などが終わったら、最初に訪れたユーザー車検受付窓口に書類一式を提出します。
その後、検査ラインに車を移動させるよう案内されますので、書類一式を持って各自で車を動かします。
検査ラインでユーザー車検を受ける手順

検査ラインの様子
自分の順番が回ってきたら
検査ラインで自分の順番が回ってきて、検査官の方に話しかけられたらまず最初にすることがあります。
それは、

と初心者アピールすることです。
基本的に、ユーザー車検の大半の行程では、自分で検査の機械を操作し、自分で進めていきます。
なので、やり方がわからずあたふたしてしまうと、検査に通らないばかりか後続に迷惑をかけてしまう恐れがあります。
というわけで、ユーザー車検初挑戦の方は、恥やプライドなんて捨てて全力でヘルプを求めた方が安心です。
私たちの時は、検査官の方が最後まで検査の補助をしてくださいました。

検査項目1:同一性の確認&外観検査
【同一性の確認】

検査官の方に声を掛けられる
まず最初に行われるのが、検査コース入口での同一性の確認です。
基本的に、検査官の方の指示にただただ従っていれば問題ありません。
この検査では、車両本体と書類の記載内容の一致を確認します。
検査官には、車両に打刻されている車台番号(運転席近くにあることが多い)とエンジンに打刻されている原動機型式をチェックされます。
【外廻り検査】

指示に従ってウィンカーなど出していく
続けて検査官の指示により、外観検査を行います。

検査官はまず前方を確認後、自動車の後方へ向かいながら、タイヤのホイールナットをハンマーで叩き、打音を通じてナットに緩みがないかの確認を行います。
検査官が自動車の後方へ移動したら、また同様に指示に従い車を操作します。
同一性の確認・外観検査ともに問題がなければ、検査票に合格の押印をしてもらえます。
検査項目2:排気ガス検査
同一性の確認&外観検査を終えると、車を前に進め、検査ラインに入ります。
ここでは、排気ガス検査を行います。
記録器の横に設置されている、排出ガス検査機器から伸びている器具を自動車のマフラーに差し込みます。
前方の電光表示機に「○」が表示されれば合格です。マフラーから器具を抜き出し、元の位置へ戻します。
記録器に検査票を挿入し記録を行ったのち、車を前進させます。
検査項目3:サイドスリップ検査

鉄板の上をまっすぐ進む
サイドスリップ検査とは、前輪タイヤの横滑り量を測定する検査です。
検査方法は、検査コースのラインにタイヤを合わせ、ゆっくりと歩くように鉄板の上を走行します。(オートマ車の場合は、クリープ現象で進みながらブレーキを踏む感じです)
この時ハンドルを切ると正確に測定ができないようなので、ハンドルは切らずに「添えるだけ」で大丈夫です。真っ直ぐ前進してください。
鉄板の上を通過して、前方の電光表示機に「○」が表示されれば合格です。
検査項目5:スピードメータ検査

時速40kmに達したらパッシングで合図する
次は、スピードメータ検査です。
まず、タイヤを所定の場所(ローラーがある)に移動させます。
前方の電光表示機に「40キロでパッシング」と表示されたら、ゆっくりとスピードを上げていってください。この時、ハンドルは真っ直ぐしっかりと握っておいてください。
スピードメータが40キロを指したら、パッシングで合図をします。基準を満たしていれば電光表示板に「○」が表示されます。
検査項目6:ヘッドライト検査

ヘッドライトの向きを検査
スピードメータ検査を終えると、続けてその場でヘッドライト検査に移行します。
電光表示機に指示に従い、ヘッドライトをロービームで点灯させてください。
ヘッドライトテスタという機械により、ヘッドライトの光量・光軸の測定がされます。基準範囲内であれば「○」が表示されます。
検査項目4:ブレーキ検査

指示に従ってブレーキをかける
次は、ブレーキ検査です。
エンジンはかけたまま、ギアはニュートラル(N)へ入れておきます。
前方の電光表示機に従い、フットブレーキと駐車ブレーキの検査をします。
前方の電光表示機に「○」が表示されれば合格です。

すべて〇の表示が出れば合格!
検査後は、車を次の停止線まで前進します。
停止線で自動車を停止させ降車すると、検査結果を印字する記録器が設置されています。記録器に検査票を挿入し記録を行ってください。
検査項目7:下廻り検査

車の下の状態をチェックされる
次は、下廻り検査です。
ゆっくりと車を前進させ、中央が空洞になっている検査機器の「停止位置」に駐車し、エンジンを切ります。(駐車ブレーキは引かない)
検査官の方が、車の下からトンカチで車をトントン叩いて検査をします。(まあまあ揺れますw)
電光表示機に指示が表示されるので、その指示に従い、ブレーキを踏んだり、ハンドルを動かしたりといった操作をしてください。
電光表示機に「○」が表示されたら、エンジンをかけ自動車を前進させます。記録器に検査票を挿入し、記録を行ってください。
検査は以上で終了となります。
総合判定
全ての検査が終了したら、検査コース出口付近の「総合判定窓口」に書類一式を提出します。
こちらで検査の総合判定を行い、問題がなければ検査票右下の「審査結果通知欄」に合格の押印をしていただけます。
もし不備があって落ちてしまったら・・・


検査票には不備の内容が記入されるので、「なぜ落ちてしまったか」はわかります。
不合格でも気を落とさず、不備の箇所の是正を行い、もう一度受検にチャレンジしましょう!

追加料金もかからないので、できるだけ当日中に不備を修正して再受験するようにしましょう!
【参考】予備検査場について
運輸支局の近辺には、「予備検査場」と呼ばれる民間の検査場があります。
こちらは「車検を通すための調整をしてくれる工場」とも言えます。
サイドスリップ検査・調整、各ブレーキ・スピードメーター検査、ライトの光軸検査・調整、排気ガス検査・調整などを有料で行ってもらえるので、不備があった項目を伝えて調整してもらうようにしましょう。
利用料金は、1,500円~3,500円ぐらいが一般的とのことです。
(地域によっては予備車検場がなかったり、受付不可の場合もあるそうです)
当日中に合格できなかった場合は

その場合は、不合格になった当日中に窓口で「限定自動車検査証」の申請を行い、交付を受けておく必要があります。(不合格になったからといって、そのまま帰ってはいけませんよ!)
なお、限定自動車検査証の交付は無料となっていますが、後日、再検査を受ける際に検査手数料がかかります。
ユーザー車検合格後にすること
書類一式を窓口に提出する

窓口に戻って書類を提出
検査に合格したあとは、書類一式を車検証交付窓口へ提出します。(そのまま帰ったらダメですよ)
数分待つと、新しい車検証とステッカー(検査標章)を交付してもらえます。
車に戻ったら、早速古いステッカーをはがして、新しいステッカーに張り替えましょう!
以上で、ユーザー車検は終了です!

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