野良猫を拾って、一緒に住むまでのリアルな体験記。

コラム

今年もまた「子猫の季節」になりました。

これから子猫を拾ってしまう方のために、
野良猫を拾った体験記をつづります!

ところで「子猫の季節」とは
おもに3~4月頃のことで、
猫がいっぱい生まれてくる季節のこと。

それからお母さんとはぐれたり、
ひとりだちに失敗した子猫たちが
5月~7月ごろに増えてきます。

ちなみに、私も6月末に
野良猫を保護しました!

▼動画でのご紹介はコチラ▼

保護するまでのはなし

その当日、うちのマンションの下で
びゃあびゃあ鳴いている猫がおりました。

「ニャー」

なんて可愛い鳴き声じゃなくて、もう、

「アーゥ! ァ゛ー!!」
という感じの鳴き声(笑)

「お母さん! どこいったの!
もうお腹空いてたまらんよ!!」
と言ってるようにしか聞こえませんでした。

それが朝から晩まで続くもんだから、
たまらず夜11時頃に下に出て、
様子を見に行ったんです。

そしたら、目やにいっぱい、
ガリガリの子猫が、その
びゃあびゃあ太郎の正体でした。

保護した翌日

初めて見たときは正直、
「う、汚いな…」という印象。

「保護しようか…
でも、保護したあとどうすれば…」

子猫を見つめながら
悶々(もんもん)としてしまいます。

生き物を保護するって意外と
勇気がいるんですね。

あーあ、でも見ればみるほどこの子猫が
体調不良であるのが伝わってきます。

「保護しよう」

いろんな不安はあったけど、
ひとこと旦那にそう告げて、
家にあった靴箱にタオルを敷いて
もう一度出陣。

子猫は同じ場所にまだうずくまってたから、
簡単に抱き上げられると思ってたら、

意外と逃げる逃げる(笑)

家にあったツナ缶でおびき寄せて、
一口パクっと食べたところでガッと掴んで
段ボールに入れました。

初めてのお家。うるさすぎる子猫。

家に連れてきたはいいけど、
動物は家にいないので、都合よく
ケージがあるはずもなく…

「でもどっかに入れて置かないと危ない」
ということで、

押し入れの荷物を全部出して、
とりあえず一晩押し入れの中で
過ごしてもらうことにしました(笑)

押し入れの中で過ごす子猫

ふすまは閉めずに、入り口をすのこでバリア。

その後、コンビニで猫用のご飯をゲット。

コンビニってペット用品も売ってるって、
この時はじめて知りました。
すごいね、コンビニ!

帰ってさっそく
ごはんとお水をあげました。

ご飯はすぐ完食してくれました。
よっぽどお腹空いてたみたい。

あとトイレは、簡易ですが、新聞紙をちぎって
段ボールの上に置いときました。

さいごに、
毛布とかタオルで寝床をつくってあげて

とりあえず一晩はこれでOK。
明日朝いちばんに病院に行こうね。

「めっちゃ疲れたわぁ」と午前1時に就寝…

電気を消すと、

「ア~ゥ」「アー」

と子猫が鳴き始めました。

そして、鳴き声は次第にエスカレート。

「ア~ゥ
アーーーゥ

 ア゛ーーーー!!!!

となった時点で電気をつけて
「なんだこれ、泣き止ませないとヤバいぞ」
と夫婦で焦る(笑)

なんせマンションなので、この鳴き声は
超近所迷惑になってるのです…。

子猫の夜鳴きがこんなに爆音だとは
知りませんでした。

どうにかこうにか黙らせようとしたけど、
全然黙りません。

むしろエスカレート。
ギャーー!!!
と騒いでやめませんw

あきらめて静かになったかなと思ったら
次はふすまから脱走するしまつ(笑)

家じゅう駆け回って戻そうとすると
「シャー!!!」と私を威嚇するし…
でも抱っこして戻さないと。

で、戻そうと思って手を差し伸べたら、
そのときたまたま、
子猫が私の手を嗅いだんです。

クンクン…

そのあと私の顔をちらっと見ました。

なんのこっちゃ分かりませんでしたが、
なんでかその日はそれ以降、
ちょっと大人しくなってくれたのです…。

あとで思えば、これは
結構重要なことだったと思います。

のちのち、ペットシッターさんが
【人間の指を猫に嗅がせること】は、
猫への挨拶だと教えてくれました。

猫には匂いで「相手がどんなやつか」
判断するそうです。

なので初めて猫に出合ったら
指を差し出して挨拶する。

私は知りませんでしたが、
たまたまこの時は、
子猫の方から嗅いでくれたから、
挨拶(情報収集?)できていたようです。

何もしらない相手よりも
「こいつはこういう匂いなのか…」
ということが分かって、子猫は
ちょっと安心できたようでした。

はじめての病院。

翌朝、動物病院へ。

キャリーケースももちろんないので、
段ボールをかついで持っていきました(笑)

病院で見てもらうと、
「生後2,3か月くらいだと思います!」
とのこと。

「栄養失調と、結膜炎になってます。
しばらくは目薬を差してください」
といって、目薬を処方されました。

その日はそれで終わり。
費用は2,500円くらいでした。

動物病院にいったら、すぐに
ワクチンを打つと思っていたのですが、
ワクチンなどは、子猫の
「体力が戻ってから」だそうです。

お風呂も同じくで、
もう少し我慢してくださいとのこと。

里親か?それとも…

病院から帰ってくると、
申し訳ないですがまだ何もないので、
また押し入れに戻ってもらいました(笑)

ちなみに、家でこの子を飼うか?は
まだこの時決めかねていました。

でも、里親に出すにも
ワクチンは打ってからでないと
引きとり手が少ないことは知っていたので、

最低2週間は使うし!ということで
帰りにホームセンターで
ゲージとトイレを購入しました。

そこから猫との本格的な
共同生活がスタートしました。

やはりその日も、
ひどい夜鳴きで悩みました。

そうして保護した2日目までは、
このまま猫を飼う自信がなく、
「里親に出すかなぁ…」と
漠然と悩んでいましたが、

3日目にして考えは一変。

私たちを警戒していた子猫が、
その日からゴロゴロと甘えだしてきたのです。

なんやこの毛玉、
可愛すぎへん?
もう、うちの子なりなされ!!

保護5日目。目はまだ腫れている

保護のあと、一番お金がかかるのはワクチン代。

そうしてうちの子に決まった子猫。
名前は「シェリ」と命名しました。

子猫の成長は速いもので、
1週間もすれば、身体つきはすぐに
ふっくら健康的になっていきました。

保護2週間後には、もうこの態度w

そうして体力が戻ったところで、
ようやくワクチンを打ちました。

ワクチンは子猫だと2回打つのですが、
トータルで約1万円くらいでした。

「子猫を保護すると、
最初にどのくらいお金がかかるのかな…」
と思うところもありましたが、
実際道具も揃えても
2万円ちょっとで収まりました。

ちなみに、里親に出す場合でも、
よっぽど子猫が赤ちゃんでなければ、
ここまでしてあげてから初めて
里親に出すケースが多いかと思います。

その場合、費用は同じく2,3万くらいだと
考えておけば大丈夫です。

1年後

そうしてうちにやってきた子猫。

ガリガリで目やにだらけでしたが、今では
立派なふくふくにゃんこに成長しました。

お酒は関係ありません(笑)

猫がきてからというもの
日々癒しをもらっています。
時にはその行動に笑かされたり、
愛しくてたまらなくなったり。

また、夫婦間には猫がきたことで、
更に仲が深まりました。

本当にあのとき、勇気を出して良かった…!
と心から思っています。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。