ミニマリストって、そんなに良いですか?バンライフを通じて思うこと。

コラム

元々、私は家を捨て、職を捨て、
車一台で日本中を旅する
バンライファーというやつでした。

車(家)に入る以上のものを
持てないため、

服も下着も化粧品もとにかく何もかも、
必要最低限のものだけで、
生活していました。

今思えばその時の私は
正真正銘のミニマリストですね。

 

そして、当時はそんな
バンライファーの生き方が
「素敵」「憧れる」
と、言われることも
少なくありませんでした。

…あ、もちろん
「貧乏人!ww」と
批判されることもありましたが(笑)

まぁそれはさておき、
たいていの優しい方(笑)からは

「必要なものだけで生活するって、
なんか良いよね!」

とよく言っていただけました。

確かに私も、それはそう思います。

実際、世の中には不要なものも、
多いですから。

でも、私の経験上…

本当は必要のあるものや
自分の好きな物まで捨ててしまう、

過度なミニマリスト生活は
やるべきじゃないと思います。

それは私が、
過度なミニマリスト生活=バンライフ
を実際に1年やってきて思ったこと、です。

バンライフ中は結構、キツかった。

バンライフを始めるにあたって、
私たち夫婦はものを捨てまくりました。

お気に入りだったけどバンライフでは使わない
ヒールや小さなバッグ、髪のコテ…など

全部、処分しました。

 

そして残ったのは、
セミダブルベッドとコンロと、
ほんの少しの、動きやすい服。

たったこれだけが、
私たちの全財産として残りました(笑)

それから約1年間、私たちは本当に
たったこれだけの物で生活していました。

 

そして、こんな感じで生きている
バンライファーのことを、メディアでは

不要なものを捨て、
必要なものだけを車に詰めて
旅をしながら生きる者たち。

と、なんかカッコいい感じに
取り上げてくれていました(笑)

また、実際に
私たちの車の中を見た方からは

「案外、生活に必要なものって
これだけなんですね!」
「うちは余計なものが多いなぁ…」

なんて感心していただくことも
しばしば。

そのときは、
「はい、そうですね…ww」
なんてお答えしていましたが…

バンライファーを卒業した今、
正直に言うと

 

たしかに人間、たったこれだけの
物で生活は出来ます。

でも、

ここまで物を減らすのは
めちゃくちゃ不便なんで、

全然オススメしません!

というのが本当の答えです(笑)

 

バンライフ中は正直、

冷蔵庫が無いのがとっても不便だったし、

コンロが1つだと時間がかかるから
本当はコンロ2口以上欲しいし、

なんなら炊飯器欲しいし(笑)、
自分の洗濯機が欲しかったし、

風呂は無いから、
毎日施設を探さないといけないし、
トイレも外にでなきゃいけないし、

あぁ、広いベッドがほしい、
暖房器具ほしい、
クローゼットが欲しい、
机が欲しい、
良い椅子が欲しい…

なんて、実はいつでも
「あれが欲しい、これが欲しい」
と毎日、不便を感じていました。

手元に戻したとき、ワクワクした。

結局、そんな生活に疲れてしまって、
私たちは日本一周を中止。

アパートに引っ越しました。

そして、

冷蔵庫を買い、
レンジを買い、
炊飯器を買い、
机を買い、
椅子を買い、
さらに圧力鍋なんかも買い…(笑)

 

こうして、
「もともと手放したもの」を
また、手元に戻したとき。

 

その時、思いました。

過度なミニマリスト生活に憧れて、
ムリして少ない物で生きるよりも、
絶対にこうして便利なものは使ったほうが

人生豊かになる。と…

オシャレも我慢してたことに気づく

またバンライフ中は
冒頭でも書いたとおり、

ヒール、コテは
スぺースの邪魔だから処分して、
服や下着も必要最低限で。

という生活をしていました。

なので、毎日着るのは
動きやすい服と、スニーカー。

頭は何もアレンジ無し(笑)

最初はちょっと、
お洒落できないのは寂しかったですが、

それでも当時は
「お洒落はしなくていい、旅の方が楽しい」
と思っていました。

けれどアパートに引っ越した後、

約1年ぶりにコテで髪を巻いて、
リュックじゃなくて小さなカバンを持って
動きにくいタイトなスカートを身にまとって

そしてヒールを履いた瞬間、

「あ、私、やっぱりこういう服装に
ワクワクする…!」

って気づいたんです。

たしかにヒールや小さなバッグなんて、
生きるだけなら、必要のないもの。

だから、それらを手放しても
困ることは無かったし、
お家の中はシンプルになりました。

でも同時に、
それらを捨てるということは

自分のワクワクも一緒に捨ててた
ということにも、気づいちゃったんです。

 

どうなんでしょうね、
そういう生き方って、
幸せなんでしょうか。

少なくとも私は、
もう自分の好きなものを手放すのは嫌だ、
と思ってます。

バンライフを通して思うこと

結論。

バンライフを通じて私は、

物を過度に捨てすぎるのは
「憧れのシンプルライフ!」
でもなんでもなくて、

便利さとか、
自分のワクワクを犠牲にすることにも
下手すれば繋がってしまう。

ということを学びました。

 

「不要なものを捨ててスッキリする」
それは良いことだと思います。

でも、それ以上のものは
別に無理して捨てなくたって、
いいと思うんです。

スペースをとっちゃっても、
必要なものは残す。

自分がわくわくできるものは残す。

そうした生活のほうが、
私は幸せだなぁ、と思います。

 

以上です。

ありがとうございました。